中野区の耳鼻科 「おかむら耳鼻咽喉科」 では、花粉症、副鼻腔炎、中耳炎、のど、めまいなどの一般的な耳鼻科診療はもちろん、小児の耳鼻科の診療も行っています。ネット予約できます。
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あっちの耳鼻科では蓄膿と言われ、こっちの耳鼻科では副鼻腔炎と言われ・・・
蓄膿と副鼻腔炎って同じなの? 違うの?
今回は、「蓄膿」と「副鼻腔炎」という言葉についてです。
医療機関や医師によって、表現が若干異なることから疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、この二つの言葉の使い分けには、明確な基準があるわけではありません。
ですから、ほとんど同じと考えてもいいと思います。
急性副鼻腔炎 ≒ 急性蓄膿(症)
慢性副鼻腔炎 ≒ 蓄膿(症)
蓄膿とは、副鼻腔に膿性の鼻汁が貯まっている状態を言います。
副鼻腔炎とは、副鼻腔が炎症している状態を言います。
例えば、副鼻腔が炎症していて膿性の鼻汁が確認できる場合は、「副鼻腔炎」であり「蓄膿」とも言えます。
このとき、「蓄膿です」と説明するか、「副鼻腔炎です」と説明するかは医師によって異なると思います。
また、副鼻腔内の粘膜が肥厚している(腫れている)が膿性の鼻水がほとんどない場合は、「副鼻腔炎」ですが「蓄膿」とまでは言えないかもしれません。
ただ、蓄膿という言葉は古くから使われており多くの方がご存知なので、病状を説明する上で使われることがあると思います。
副鼻腔炎と言われても蓄膿と言われても、耳鼻科に通院して鼻の処置を受けることが大切であることは同じです。
一回だけ薬をもらいに行けば、それで治るというものではありません(ごく軽い場合を除く)。
お近くの通院しやすい耳鼻科で治療を受けましょう。
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日本耳鼻咽喉科学会専門医
東京女子医科大学卒業
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