航空性中耳炎 飛行機に乗ったあと耳の調子がわるい

okamura-org-hikouki100.jpg【航空性中耳炎とは】

 

航空性中耳炎とは、飛行機が上昇・下降するときの気圧変化が原因で起こる中耳炎のことをいいます。

特に、下降時に起こることが多いようです。

 

病気としては、急性中耳炎滲出性中耳炎と同じです。

 

【症状】

 

@ 耳が痛い

 

A 耳閉感(耳がつまった感じ)

 

B 聞こえにくい など

 

【原因】

 

航空性中耳炎の主な原因は、耳管の通気機能不全です。 


耳管は鼻の奥と中耳(鼓膜の内側)をつないでいる器官で、鼻の奥にある耳管口を開閉させることにより、空気を中耳に通して中耳内の圧力と外部の圧力(気圧)を同じにする役割をしています。

この耳管の機能が上手く働かないと、中耳内と外部に圧力差が生じてしまい、この圧力差の影響で航空性中耳炎になることがあります。


風邪・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などで鼻の奥が腫れている(鼻がつまっている)と、耳管の機能が悪くなり航空性中耳炎になりやすくなります。

また、耳管狭窄症の方も航空性中耳炎になりやすくなります。

 

【治療】

 

治療は通常の急性中耳炎や浸出性中耳炎と同じで、薬物療法(内服薬や外用薬)が中心になります。


状態によっては、鼓膜切開をすることもあります。

 

【予防】

 

楽しい旅先や大切な出張先で航空性中耳炎に悩まされないよう、以下のことに気をつけるといいと思います。

 

@ 風邪や鼻炎を治療しておく。


A 飛行機用の耳栓を使用する。 


B 搭乗中(特に下降時)アメをなめたり、飲み物を少しづつ頻回に飲む。


C 搭乗時・下降時に点鼻薬(血管収縮剤)を使用する。


飛行機に乗ると耳の調子が悪くなりやすい方は、事前におかかりの耳鼻科の先生に相談してみましょう。


なお、耳抜きは有効なときもありますが、逆効果になるときもありますのでお気をつけください。